進学するときや就職活動などの大事な面接の場面で緊張してしまう人、とても多いと思います。この記事を書いてる僕も実際に緊張しやすい人の1人です。
受験の当日になってお腹を下し、駅の途中で降りてトイレにこもってました。
今回はそんな経験をして、緊張した時にどうすれば緊張しなくなるのかスポーツ医学・心理学の観点からご紹介します。
緊張しない方法をザックリ言うと、
- ちゃんと準備する
- 不安は全て消しておく
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緊張しやすい人のあるある症状
まずは緊張しやすい人のあるある症状を見ていきましょう。こちらに当てはまる人は参考になると思います。
パッと見るためのあるある症状
- お腹を下してトイレにこもる
- 顔が真っ赤になってしまう
- 汗がどんどん出てくる
- 頭が真っ白になってセリフが飛ぶ
- 怖くなって泣いちゃう
お腹を下してトイレにこもる
僕も緊張するとお腹を下す症状で悩んでいました。
ちゃんと気づいたのは高校受験の時だったのですが、よく考えると昔から大事な時になると良くお腹を下していたような気がします。
部活動に初めて入る時・転校して初日・人前に立って話をする時など、お腹を下してそれどころではなく本当に毎回辛かったです。
どうやら日本人の10人に1人がこの症状で悩んでいるらしく、単純計算で1,000万人以上が悩んでいる病気とのことです。
顔が真っ赤になってしまう
緊張が顔に出てしまうタイプです。
顔が真っ赤になるのは、実際に面接室に入って質問に失敗した時や変なことを答えてしまった時だと思いますが、そう考えると僕も真っ赤になります。
「恥ずかしい…!」の気持ちが強く出すぎると、顔が真っ赤になるので辛いですよね。
顔から火が出るなんて表現もありますが、確かに顔が真っ赤になる様子を見るとこの表現も間違ってないのかもしれません。
汗がどんどん出てくる
僕はこの症状は出ないのですが、中には緊張しすぎて汗が止まらない人もいるそうです。
恐らく通常の汗ではなく冷や汗なんだと思いますが、どちらにせよ汗をかいてしまうためハンカチを持っていくのが必須だと思います。
面接の時に汗を拭いても特に変だとは思われないので、ぜひハンカチを持って行ってください。
汗が止まらないことを滝汗と呼んだりしますが、まさに滝のように汗が出ると辛くなるので水分補給とハンカチは必要な持ち物ですね。
頭が真っ白になってセリフが飛ぶ
僕は今まで面接でセリフが飛んだことはないのですが、想像するだけでゾッとします…。
せっかく準備したセリフなのに、緊張で一気に無になってしまうとそこからどのように対応すれば良いのかわからなくなるでしょう。
そもそも前日までの準備の段階で、「セリフが飛んだ時のために…。」なんて考えている人はいないんですよね。
実際に飛んでしまったらどうしようもないわけですし、「もう無理だ…。」と諦めてしまう人もたくさんいるため厳しい現実が待ってます。
怖くなってきて泣いてしまう
いまだに見たことない緊張の表現ですが、泣いてしまうのは相当辛いんだと思います。
緊張で泣く・泣きそうと思った時は純粋に心に相当なストレスやプレッシャーがかかっている状態でしょうから、早めに帰った方が良いです。
考えて欲しいのが「失敗したところで、あなたの人生は終わらない」ということです。あまり重く受け止めない方が良いと思っています。
もしダメになってもあなたは死ぬわけではありませんし、面接よりもあなた自身の身体の方が大事です。
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面接で緊張をほぐすための事前準備5選
ここからは実際に緊張してしまう人のために緊張をほぐす方法を紹介していきます。まずは事前準備ですが、「もう何もやることはない!」のレベルまで準備した方が良いです。
完璧な準備は不安をなくすので、なるべくちゃんと準備することをおすすめします。
面接練習をやりまくる
就職活動をしてみて思ったんですけど、面接練習をやりまくる学生ってめちゃくちゃ少ないので緊張しやすい性格ならもっと練習した方が良いです。
最初に「スポーツ学の観点から紹介します。」と言いましたが、スポーツと同じで面接も練習が全てだと思っています。
もちろん本番で何を聞かれるかはわかりません。でもそれはスポーツでも同じことで、何が起こるかわからないからこそ何が起こっても良いように練習するべきなのです。
ここで大事なのが、面接練習はちゃんとしたやつでなくても構いません。今すぐ自分の志望動機などを確認するだけでも良いですし、噛まないように口を動かすだけでも大丈夫です。
とにかく一歩でも上手な面接練習ができるように、今すぐ練習しましょう。電車の中でもできますし、車の中でもできることはあります。
発声練習をして声が出るようにする
人は緊張すると、スラスラ言葉が出なくなってしまいます。
そんな時のために事前準備として発声練習をしておくことで、ある程度ハキハキと伝わりやすく声が出るようになるはずです。
僕は野球部の時の応援団長だったので、試合の前に発声練習をしていたのですがやり方は「あえいうえおあお。かけきくけこかこ。」と、演劇部の発声練習を真似するだけで良いと思います。
とにかく口を大きく開いて言葉がハキハキ伝わるように練習しておきましょう。
忘れ物が無いように前日に準備する
持ち物がなくて焦らないよう、前日までにきちんと準備しておきましょう。
別に緊張とはそこまで関係ないと思いますが、無駄な不安は全て消してから面接に望んだ方が緊張に繋がらないと思っています。
【先輩が教える】就活面接の時に必要だった持ち物とあってよかった物
笑顔の練習をしておく
笑顔の力をバカにしている人が多いのですが、笑顔は面接で最高の武器になると思います。
“笑顔力”の言葉があるくらい笑顔にはたくさんの効果があって、昔から「笑う門には福来たる」なんて言われるくらい効果があるのです。
面接官側からしてもしかめっ面の人より笑っている人の方が印象がよくなるのは当然なので、自然な笑顔の練習をしておくと良いでしょう。
面接の回答セリフは覚えない
緊張しやすい人のあるある症状として「頭が真っ白になってセリフが飛ぶ」がありましたが、飛ぶようなセリフなら覚えない方が良いです。
もちろん単語単語を覚えたり、何となく文章を作って対策を練るのは良いと思います。
しかし、回答を覚えることばかりを対策にしていると、対策していなかった質問が来た時にかなり戸惑ってしまうので注意してください。
セリフはほどほどにです。
直前で緊張を和らげる対策4選
この記事を読んでいる人の中には「まさに今から面接何だけど、すでに緊張してる…」人もいるでしょうから、直前にできる対策をご紹介します。
誰でもできる事なので、参考にしてください。
吐く方を長くする深呼吸
あまり知られていませんが、深呼吸は吐く方を長くするとリラックス効果があります。
みなさんが知っている深呼吸といえば「スゥ〜〜〜〜〜!ハァ〜〜!スゥ〜〜〜〜〜!ハァ〜〜!」と吸う方を強く意識していると思います。
しかし吸う方を意識しても緊張は高まるばかりで、本当に意味があるのは吐く方を長くする深呼吸なのです。
具体的に言うと「スゥ〜〜〜〜!フゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」っと、できるだけ長く息を吐くことでだんだんリラックスできます。
科学的な話を聞きたい人は、こちらをご覧ください。
人間には交感神経と副交感神経の2種類があります。交感神経は興奮していたり緊張したりすると優位になり、大事な面接の時もかなり優位になっています。リラックスしているときは副交感神経が優位になっているため、緊張しているときは副交感神経を優位にすると良いのです。深呼吸で吐く方を長くすると、強制的に副交感神経を優位にすることができるため、緊張をほぐすことができます。面接だけでなくいろんな場面に応用することができて、例えば「バスケのフリースローで絶対に決めたい場面」などにも応用できます。ぜひ大事な場面で試してみてください。
エビデンス:副交感神経を優位にする呼吸法
緊張していることを面接官に伝える
面接官に「すみません。少し緊張しています。」と伝えると、意外と緊張がほぐれたりします。
緊張しやすい人の悪いところが「緊張してはいけない。」と思い込んで、必死にいつも通りの自分でいようとするところです。
しかし、自分に嘘をついて行動するのはあまり良くないので、緊張していることを思い切って面接官に伝えてみましょう。
僕の経験上口に出すことで緊張感が少しほぐれるので、面接が始まってすぐにタイミングさえ合えば緊張していることを伝えるのがおすすめです。
自分が面接している所を客観的に想像する
面接している自分を客観的に想像することで、緊張をほぐす「セルフモニタリング」と呼ばれる心理学的方法です。
面接室の上の方にカメラがあると想像して、第3者視点で自分を視ることで緊張をほぐすことができるのでやってみてください。
面接練習の時もカメラを使って第3者視点で自分を視るのが効果的ですが、リアルな本番でも緊張がほぐれます。
好きな音楽を聴いて気分を上げる
何をやるにしても気分を上げていくことで、本来の自分の力以上のものを出せる時があります。
そこで、普段聴いている音楽やテンションが上がる音楽を聞くことで気分を上げて、面接でも良いパフォーマンスを出すことができるでしょう。
あらかじめ音楽アプリなどに再生リストを作っておいて、自分の好きな音楽をいつでも聞けるようにしておくと楽だと思います。
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緊張しやすい人は考えることを変えてみよう
ここからは、緊張しやすい人のためにマインド(考え方)の面からアプローチして、どのように緊張と向き合うと良いかご紹介します。
メンタルが弱いとか強いとかではなく、「こんなふうに考えるとちょっと良くなった」僕の体験談についての話です。
「絶対に受かる」と自信を持つ
受験でも就活でも「絶対に受かる。むしろ俺を落とすとか頭おかしいのか?」くらいの自信を持って臨んだ方が、緊張しなくなります。あえて大きな態度を取る感じです。
世の中には緊張しやすい人と緊張しない人で2種類に別れていて、緊張しにくい人は基本態度が大きいです。
態度さえ大きくすることができればあなたでも緊張が少しほぐれるので、「俺が落ちるわけがない。」くらいで本番を迎えると良いでしょう。
大丈夫です。
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失敗しても死なないと覚えて欲しい
僕もかなり緊張しやすい方ですが、緊張する人って物事を大きく捉えすぎている気がします。
失敗したところであなたの人生がどうにかなってしまう訳ではないですし、むしろ失敗しても学ぶことはあるので思いっきりぶつかってきた方が良いです。
1番ダメなのは何もしないことなので、緊張してでもやってみようとしている時点で勝ちだと思います。
何が起きても大丈夫ですよ。
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大事な面接を緊張で台無しにしないように
基本的に面接を行うときって人生の分岐点になりがちです。かなり大事な場面だと思います。
しかし、面接に失敗したところで合否はまだ決まってませんし、もし結果がダメでも縁がなかったと吹っ切ることで乗り切れるはずです。
面接官が何を見てるかなんてわからないので、緊張と上手く向き合って最大限のパフォーマンスを出せるように応援しています。