自分の進路を決める時期になると、大学院に行くか就職するか悩む人もいると思います。
一般的に就活は大学3年の3月から、大学院入試は大学4年の6月に願書を提出して7〜8月に試験を受けるので6月から被りだします。
今実際に悩んでいる人も、就活に嫌気がさしてきた人も必見です。
ザックリ言うと、
- 就活と院試の平行は難しいかも
- 院試に合格したら内定辞退できる
- 大学院浪人する可能性もある
【大学院進学にかかる学費】主要大学院に進学するときのお金について解説
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就活と院試を並行できるのか
大学3年生になると、就職活動をするべきなのか大学院入試をするべきなのかで迷うと思いますが、就活と院試を並行して進めることができるのか見ていきましょう。
就活と院試で悩んでいる方は参考にしてください。
院試と就活は並行は難しい
まず最初に伝えたいのですが、就活と院試を並行して行うのは厳しいと思って欲しいです。
できなくはないのですが、就活と院試に加えて卒論が入ってくることを考えるとやはり時間的余裕がなくなってしまうでしょう。
ですから就活と院試で悩むなら、できるだけどちらかに絞った方が良いでしょう。
例えば卒論がない学部・学科に所属している場合は並行も難しくないのですが、基本的に院試と就活の並行は難しいです。
【卒論の書き方】先輩がなるべく早く合格する卒論を書く方法を解説
院試に落ちたら就活できる?
「院試と就活の並行が難しいなら、とりあえず院試に集中してダメだったら就活しよう」という考えになるかもしれません。
しかし院試に落ちてしまったら就活までの時間が1~2ヶ月しかありません。
つまり院試に落ちてからの就活は全く時間がなく、とても厳しい状況なのですが不可能ではないです。
もちろん大企業で新卒一括採用の方式を取っている企業は不可能ですが、中小企業やベンチャー企業なら院試に落ちても就活できます。
「大学院に行きたいけれど、浪人するくらいなら就活したい」と思う人は、院試の後に就職活動を始めるのもありでしょう。
院試に受かったら内定辞退できる?
大学院入試に受かったら内定辞退できるのかという問題がありますが、院試に受かったら内定辞退することは可能です。
もちろん内定先の企業には迷惑をかけてしまいますが、毎年内定辞退をする人は一定数いるので仕方のないことです。
就職活動と院試を並行させた大学生は、院試に受かったら内定辞退することもあるでしょう。
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大学院生は就活に有利なのか
大学生と大学院生を比べて、どちらが就活に有利なのかという問題がありますが、大学院生はそこまで有利ではありません。
そもそも大学院は学歴で考えるべき場所ではなく、自分のやりたいことをより深く研究するための場所です。
ですから大学院だから就活に有利とか、大学院に行ったから就活に不利だとかは考えない方が良いでしょう。
レベルの高い大学院に行く必要がある
大学院に行ったからといって就活に有利かは関係ないと書きましたが、もし就活に有利に働くように大学院に進学したいなら、レベルの高い大学院に行く必要があります。
旧帝大・早慶の大学院を目指すようにしてください。
そもそも大学院によって研究に使えるお金が違いますし、就活に有利かどうかも多少関わってきます。
今通っている大学がそこそこレベルの高い大学であれば良いのですが、学歴に自信が持てないレベルであればより上の大学院を目指してください。
大学院の道を選んで浪人する人も…
大学と同じで、大学院も浪人する可能性があります。
就活を捨てて大学院の道を選んだのに、大学院に合格できず浪人してしまう可能性があります。
院浪と呼ばれる大学院の浪人について見ていきましょう。
理系も文系も院浪する可能性がある
大学院に行くのは理系の方が多いイメージがありますが、文系でも経営・法律を中心に大学院に通う人がいます。
理系も文系も大学院に通う人がいるので、院浪する人がいます。
「院浪した人なんて周りにいないし、俺だって大丈夫でしょ!」と思って安心しないようにしてください。
院浪人は悲惨なのか
院浪をしてしまう人は珍しくないのですが、年齢的にも22~23歳の人が学校に合格できずに浪人するのは悲しいです。
「1年間何をしているのだろう」という気分になってしまうのは仕方のないことです。
院浪人してしまうこと自体は仕方のないことなのですが、浪人の1年間を過ごす覚悟があるのかどうかはとても重要です。
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就職活動と大学院入試のまとめ
就職活動と大学院入試を並行して頑張るのは少し難しいことがわかりましたが、気合いでこなしてしまう人もいます。
実際に就活と院試で迷ってしまい、どうしても決めきれないのであればどちらも頑張ってみて、うまくいった方を選ぶのもありです。
後悔のない選択を取るようにしてください。