就活生のほとんどは、就活が初めてのビジネスシーンなのでマナーを覚えていない学生がとても多いです。
今回は、就活で2桁以上の会社から内定を貰って、最終的に誰もが知ってる大手企業に入社した先輩が武器になる就活マナーを解説します。
まずはあなたの就活マナーレベルを知るために、クイズを解いてみてください。
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絶対に覚えておきたい4種類の就活マナー
クイズに全問正解できなかったあなたのために、大手企業からの内定をゲットした私が就活マナーについて解説します。
就活マナーは大きく分けて4つの種類があります。
- 面接に関する就活マナー
- メールに関する就活マナー
- 電話に関する就活マナー
- 身だしなみに関する就活マナー
これら4つの就活マナーはビジネスの場面においては基本的なこととして扱われるので、就活生の皆さんも身につけておくことが望ましいです。
先輩が教える就活マナー:面接編
まず面接編から解説していきますが、解説する前に1つ覚えておいて欲しいのが面接ほど就活マナーが見られる場所はないということです。
学歴や今までの実績と違って、面接はどれだけ就活対策をしてきた場所なのかハッキリと目に見えるので、働く人としてのマナーを1番見られることを覚えておいてください。
面接でのマナーは、大きく分けて6つの種類があります。
- 控え室で待機している時
面接会場に入っていきなり面接が始まることは少ないので、まずは控え室で待機してもらうことがほとんどです。控え室に面接を担当する方がいらっしゃる場合もあれば、就活生だけしかいないパターンもあります。どちらにしても、まず大事なのは姿勢です。良い姿勢の人が好印象というよりも、あまりに姿勢が悪い人はそれだけで減点されることもあるので気をつけましょう。控え室の時点ですでに面接は始まっているので、周りの他の就活生と話したりスマホをいじったりしないようにして、資料などを読みながら静かに待機していましょう。 - 面接室に入る時のノック
「次の方どうぞ。」とか「〇〇さん、お入りください。」などと呼ばれたら、まずノックをしてから面接室に入ります。ノックの回数は3回が望ましいです。「ノック2回はトイレにノックする時だから、3回がマナーだよ。」と言われていますが、私は実際2回も3回も変わらないと思っています。しかし、2回しかノックをしないことでマイナスな印象を与えるのはつまらないので、とりあえず3回やっておくのがおすすめです。 - 入室する時
ドアを開く前に「失礼します。」と一言添えてから入室します。ドアを両手で開けて、両手で閉めます。人間は第一印象で98%が決まると言われているので、何よりもまず堂々としていることがおすすめです。面接で緊張するのはわかるのですが、なるべく自信を持って面接に臨みましょう。 - イスに座る時
入室した後はイスの横に立ち、「よろしくお願いします。」と一礼し、面接官に「どうぞ。」と言われてから座ります。面接官や企業によっては「どうぞ。」と言われない可能性もあるので、その場合自分で「失礼します。」と言ってから座るようにしましょう。座るときは控え室の時と同じように姿勢を良くする必要があるのですが、背もたれには寄っかからないようにして座ってください。基本的には座った状態で面接を受けるので、事前に自分の姿勢が印象的に良いか悪いかを人に見てもらったりムービーを撮って確認しておくのがおすすめです。自分では良い姿勢だと思っていても、意外と悪い印象を与えてしまう可能性もあります。 - 退席する時
「ありがとうございました。」と面接官に伝えてから、ドアまでまっすぐ歩いて「失礼します。」と伝えて部屋を出ます。部屋を出る直前まできちんと見ている面接官も多いので、最後まで気を抜かずにやりきりましょう。面接の質問に答えているのはとても疲れてしまうのですが、最後のおじぎまできちんとやりきって好印象を与えることを意識してください。 - 面接会場から帰る時
どこから見られているかは正直わからないので、会場を出るときから駅に入るまでは変なことはせずにまっすぐ向かった方が良いです。駅に向かうまでに面接を受けた企業の社員とすれ違う可能性もあるので、イヤホンで音楽を聞くなどは電車に乗ってからにすることをおすすめします。念には念を入れた方が良いです。
これら全て、就活生が身につけておかなければならない基本的な動作ですから、どうかメモやブックマークをするなどして本番の前にご確認ください。
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先輩が教える就活マナー:電話編
電話に関しては、企業から就活生に電話がかかってくる時に関しては対策が取れない部分が多いため就活生から企業に電話をする場合について解説します。
電話をかける時のマナーは7つです。
- 静かな場所でかける
- 電話をする時間に注意する
- 見えていなくても笑顔で話す
- メモを用意しておく
- 話す内容をまとめておく
- 相手の話を聞いてから話すようにする
- 相手が電話を切るのを待つ
特に、5番の話す内容をまとめておくのは忘れがちなので、なるべく用意しておくことをおすすめします。
先輩が教える就活マナー:メール編
今の就活生は基本的にLINEを利用してることが多いと思いますが、就活の時はメールを利用してコミュニケーションを取ることがほとんどです。
メールの構成は大きく分けて5つです。
- 宛先
- 件名
- 宛名
- 本文
- 差出人名
まずは、メールの例文を見てから解説しましょう。
宛先 レコレコ株式会社 人事部 御中
件名 面接の日程調整
レコレコ株式会社
人事部 御中
はじめまして。
私、〇〇大学□□学部△△学科4年生の佐藤 健介と申します。
面接日程のご連絡、誠にありがとうございます。
面接日程は下記を希望します。
●月●日(月)14時〜15時
お手数ではございますが、ご確認のほどよろしくお願いします。
——————————
〇〇大学□□学部△△学科
佐藤 健介
Eメール:kensukesato@〇〇.com
住所:〒〇〇〇-〇〇〇〇
東京都渋谷区〇〇町〇-〇
電話番号:03-〇〇〇〇-〇〇〇〇
携帯番号:090-〇〇〇〇-〇〇〇〇
——————————
ポイントは6つあります。
- 宛先が出るように電話帳に登録しておく
- 件名をわかりやすくする
- まず宛名から書く(担当者がわかってるなら名前も)
- 名前と大学名を名乗る
- 本文の終わりに一文を添える
- メールの差出人と連絡先をまとめる
こちらのメールの例文をコピーして使うことも可能ですが、自分で1から作るときはこの6つのポイントを意識してメールを作るようにしてください。
メールを送る前に、誤字脱字や改行ミスなどが無いことを確認してから送信するようにしてください。
メールはビジネスに必須なマナーなので、就活生の時から使いこなせるようになるのが1番です。
ぜひ使いこなして、内定を勝ち取ってください。
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先輩が教える就活マナー:身だしなみ編
人は見た目が9割と言われるので、身だしなみに気を遣うことはマナーを超えて武器になります。
清潔感があるだけで、面接官に与える印象はとても大きいものがあるのです。
就活生が気をつけるべき身だしなみは大きく分けて7つあります。
- 髪型
- スーツ
- コート
- カバン
- 靴
- 爪
- 時計やメガネ
スーツの色は、黒や濃紺などのなるべく落ち着いた色合いのものを選ぶのがベターです。
というよりも、ほとんどの就活生が黒いスーツを選んでいるため、この記事を読んでいるあなたも黒いスーツを選ぶと良いと思います。
ネクタイもなるべく青や黒を選んで、腕時計もプライベート用とは別に派手ではないものを選ぶのがおすすめです。
コートはスーツとの色合いも考えて、なるべくシンプルなものを選びましょう。
カバンはA4サイズがすっぽり入って自立する黒いカバンを選ぶと良いです。靴はシンプルな革靴を購入して、必ず面接前に磨くようにしてください。
身だしなみに気を遣うのはやるべきことがたくさんありますが、面接官からしたら当たり前のことを当たり前にやってきただけです。
しかし、当たり前のことを当たり前にできるのは全ての就活生の70%ほどなので、マナーを身につけるだけで差別化できます。
しっかり対策しておきましょう
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就活マナーが学べるおすすめ本2選
なかなか身につかない就活マナーについて学べる本が2つだけあるので、気に入った方をぜひご購入ください。
私はどちらも購入しましたが、とても良かったです。
『マイナビ2020 オフィシャル就活BOOK 就活マナー』
私が就活マナーを学びたいと思って最初に買ったのが、この『オフィシャル就活BOOK』でした。
マイナビは毎年この本を出しているので、コロコロ変わる就活マナーに1年ごとに対応しています。
電話やメールだけでなく、手紙やエントリーシートまで全体的なマナーについてまとめられている良本です。
一問一答形式の問題集もあるので、ビジネスマナーの基礎を学びたい方はぜひ。
『そのひと言で面接官に嫌われます』
就活において最も対策が必要なのは面接ですが、なぜか面接練習をしっかりやる就活生はほぼ0%です。
数回の面接練習で、できる気になっている就活生が非常に多いので、ちゃんと対策を取るだけで差別化できます。
特にこの本を読めば、就活生あるあるから1歩前に行って「お、この就活生はちょっと違うかも。」と思わせることができるおすすめの本です。
あなたは面接官に「成長させてほしい。」なんて言ってませんよね?
就活生からするとおかしいマナーも多い
私は就活生から相談を受ける機会が多いのですが、就活生からすると「そのマナーちょっとおかしいんじゃないの?」とか「マジで日本の就活マナーは意味不明。」などと言われることがあります。
しかし、私からすると、日本で就活するのであればマナーはとりあえず守っておいた方が良いです。
逆に海外のマナーが良いのであれば、海外で就活すれば良いと思います。
日本の就活マナーに文句を言っても何も起こらないですし、誰にも影響を与えることはできないので働きたいならとりあえず守ることをおすすめします。
くだらないと言われるマナー
特にくだらないと言われるマナーを解説します。
- ノックは3回
- コートは外で脱ぐ
- 全員が同じリクルートスーツ
くだらないと思うのはわからなくはないですが、数人でも気にする面接官がいる時点で守っておいた方が良いです。
本当に嫌なら就活自体を辞めるか、マナーを気にしない企業にエントリーするかしかないと思います。
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嫌なら就活やめて起業しよう
就活マナーが嫌になってしまって、色々嫌になってしまったら就活をやめて起業してみるのも良いと思います。
最近では学生起業をする学生も増えていますし、起業はやり方さえ間違えなければ失敗する可能性はできるだけ低くすることが可能です。
興味がある方はWILLFU STARTUP ACADEMYに参加してみると良いでしょう。
私の知り合いの起業家は、みんな就活したことがない人だらけですし就活マナーなんて勉強したこともない人たちだらけです。
きっと彼らが就活マナーなんて知ったら、守ろうとしないと思います。
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マナーを守って就活を有利に進めよう
就活マナーはマナーと言われるだけあって守らなくても良いのですが、少なからず気にする面接官がいるので守っておいた方が良いです。
もし本命の企業の面接を受けるときに「あの学生はマナーがなってない。」なんて思われたらもったいないと思います。
めんどくさいのもわかりますが、なるべく就活マナーを守って内定を勝ち取りましょう。