世の中には非常に多くのTOEICの参考書があります。
いざTOEICの勉強を始めようとしても「たくさんありすぎてわからない…。どれが本当に良い参考書なのだろうか?」と思うことでしょう。
そこで今回は、英語の教師として働く私が「本当にオススメの参考書」をご紹介します。
ザックリ言うと、
- 参考書は分野にわけて選ぶべき
- 迷ったら公式参考書で間違いない
- 参考書はいくつも買うのではなく極めるべき
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TOEIC参考書の選び方
分野にわけて複数の参考書を選ぼう
まず参考書の選び方ですが、大学受験で英語を勉強したことがある人は何となくわかっているかもしれません。
基本的には、いくつかの分野にわけて参考書を選んでいく形になります。
TOEICで選ぶ参考書の分野
- 単語&熟語
- 文法
- リーディング
- リスニング
- 模試
これらの分野それぞれで1冊の参考書を選ぶことをおすすめします。
たまに「これだけでOK!!一冊でTOEICを全部対策しよう!」的な参考書がありますが、基本的に1冊で対策できるほどTOEICは甘くないです。
もちろん、いきなり5冊も参考書は買う必要はありませんが各分野にわけて参考書を選ぶとスコアアップの近道になるでしょう。
それでは、英語教師がオススメするTOEIC参考書をご紹介します。
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英語教師オススメのTOEIC参考書10選
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
まずはTOEICのテストを作っているETSが出している公式問題集です。
TOEICでスコアアップする上で必須の参考書で、「何を買えば良いのかわからなくなったら、とりあえず公式問題集」と言われるほどオススメです。
TOEICを解く上で必要なことはすべて載っていますし、試験に近い勉強ができるのは公式が出している参考書だけになります。
TOEICで満点を取る最強の人でも必ず持っていますし、何度も使っている参考書なのでとにかく迷ったらこちらの公式問題集を買いましょう。
難易度は本番のテストよりも少し簡単になっている程度です。
TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ
TOEIC以外にも英検など他の英語試験はあるのですが、TOEICで使われる単語と英検で使われる単語では明確な違いがあるのをご存知でしょうか。
実は”TOEICでしか使われない単語”もあるくらいなので、それくらい試験によって単語の勉強を変える必要があります。
出る単特急を使えばTOEICで出てくる日常やビジネスシーンでの単語に対応できるようになり、スコアアップも目指せるでしょう。
ちなみに出る単特急ではレベル別にわけて単語を勉強することができるので、初心者の方にもオススメの1冊です。
TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問
『TOEICオタクのブログ』というブログを書いているTEX加藤氏の参考書です。TEX加藤氏は過去3年間のTOEICテスト全てにおいて満点を取っていて、現在神田外語学院のTOEIC講師として働いている方です。
そんなTEX加藤氏の作ったこちらの参考書ですが、文法問題集の中では最も優れている参考書と言えます。
リーディングテストのPart5に短文穴埋め式の問題があるのですが、この参考書を使えば完璧に対策できるようになるでしょう。
文法書で迷ったらオススメの1冊です。
TOEIC L&R TESTサラリーマン特急 新形式リーディング
長文問題の参考書を選ぶなら持っておきたい1冊です。
リーディングの攻略法はもちろん、10回分の長文模試が掲載されているためちゃんとリーディングの対策をすることができます。
コンパクトなサイズのため電車でも勉強しやすく、大学生もサラリーマンもバッグの中に持っておきたい1冊です。
使ってみるとわかるのですが、長文の解説がとても丁寧なため非常にわかりやすく「長文でもっと点数を取りたい!」と思うならおすすめします。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 シリーズ
パート1〜4まで分かれているリスニング問題集で、日本人が苦手なリスニングについてしっかり対策されている1冊です。
リスニングの基礎から丁寧に解説されていて、練習の1冊として利用するとかなり点数が伸びます。倍速を使って練習するのもおすすめです。
パート1・2は少し簡単すぎることもあるため、パート3・4も一緒に購入すると良いでしょう。
リスニングで迷ったらおすすめです。
世界一わかりやすいTOEICテストの授業
スタディサプリで英語教師をしている関正生氏による本で、リスニング(part1-4)・文法(part5&6)・読解(part7)に分かれています。
スタディサプリでも自己流のわかりやすい解説が非常に人気があり、他の参考書にはあまり見受けられない対策やコツを教えてくれる1冊です。
解説が非常に丁寧なので初心者の方にもおすすめで、実際に「リスニングの点数が100点以上アップした!」という口コミもたくさんあります。
かなり信頼できる1冊です。
TOEICテスト新形式精選模試 リスニング
“公式を超えた問題集”との呼び声高い参考書で、実際に本番で予想される問題を解くことができます。
数あるリスニング模試系の参考書の中では1番の良書で、本番とほとんど同じ難易度の問題を解くことができるため上級者にも重宝されている1冊です。
著者はTOEIC990点満点のプロ講師陣なので、信頼できる参考書になっています。リスニングの参考書としては持っておきたいですね。
TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング
難易度的にはTOEICのテストと同じくらいの問題集で、公式問題集よりは少し難しいくらいのレベルです。
990点のTOEIC講師たち選りすぐりの問題ですし、解説も非常に丁寧でわかりやすいので本気でリーディングを取りに行くなら持っておきたい1冊になります。
点数と取るなら基礎的な問題と模試をたくさん解くのが近道なので、公式問題集を解き終わったらこちらに手を出しても良いでしょう。
経験になる参考書です。
TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問
TOEIC頻出の問題が多数盛り込まれていて、志向の模試で対策すれば一気にスコアアップを目指せる1冊です。
TOEIC本番の試験よりも少し難易度が高いのですが、対策としてはかなり優れていて解説も公式問題集と比べて非常に丁寧なのでおすすめします。
著者はTOEICを研究している人たちなので、安心感のある1冊です。
新TOEIC TEST 中村澄子の千本ノック! 即効レッスン
“千本ノックシリーズ”としてTOEIC受験者の中では有名な参考書ですが、こちらの1冊は今までのシリーズと比べて非常に読みやすくなっていました。
TOEICで出るあるある問題も多数掲載されていますし、何より持ち運びに便利なので通学や通勤の時にも勉強することができます。
サクサク問題が解けるため、どんどん先へ進むことができる1冊です。
スキマ時間が多い人にオススメの参考書で、気付いた時にはかなり点数が伸びているでしょう。
初心者に向けて1冊選ぶとしたら…
英語教師をしていると良く「初心者にオススメするとしたら、どの本が良いでしょうか?」と聞かれることがあります。
私が初心者に向けて1冊だけオススメするとしたら、公式問題集かこちらの『はじめて受けるTOEICテストパーフェクト入門』です。
こちらは「何を勉強すれば良いのかわからない!」というタイプの初心者にもオススメの1冊で、参考書の復讐方法までわかりやすくなっています。
反復して利用することで一気にスコアアップも目指せるので、迷った時におすすめです。
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参考書は何冊も買わない方が良い
1分野1冊を極める方が効率が良い
ここまでたくさんのTOEICに関する参考書を紹介してきましたが、ぶっちゃけ参考書は何冊も買わない方が良いです。
参考書によって対策法が違いますし、何冊も違う参考書を使うと結局何も身につかないことがあります。
自分に合った参考書を選ぶためにたくさん買ってみるのは良いのですが、勉強するとしたら1冊を何周もして極めた方がスコアアップに繋がるのは間違いありません。
単語帳1冊・文法書1冊・リスニング教材1冊のような感じで極めていき、最終的に問題集を満点になるまで解きまくれば勝手に点数は伸びていきます。
1冊の参考書を極めましょう。
公式問題集は最高に効率が良い
私もたくさんの参考書を紹介してきましたし、他のサイトでもたくさんの参考書を紹介していますが、基本的には「迷ったら公式問題集」で間違いありません。
公式問題集が1番試験に近いテストを受けることができますし、対策にもなるからです。
実際試験は慣れの部分も大きいため、何度も公式問題集を解けば不思議と点数も伸びます。
公式問題集を解けば自分に足りない力を見極めることもできるため、効率の良い勉強としてはおすすめです。
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TOEICは参考書を使ってスコアアップ!
TOEICは、所詮試験です。
実際にネイティブの人と英語を使って話すわけではないので、しっかり参考書を使って対策をすれば確実に点数が伸びていきます。
就職に使ったり趣味で英語をやったり目的は色々あると思いますが、高得点を目指して勉強頑張ってください。