「英語の勉強をしよう!」と思っても、TOEICとTOEFLのどちらを勉強すれば良いのかわからない方もいるでしょう。
実際にTOEICもTOEFLも受験したことのある私がザックリ説明すると、
- TOEICの方が簡単
- 試験時間が短いのはTOEIC
- TOEICはマークシート、TOEFLはパソコンで解く
- 費用が安いのはTOEIC
- TOEFLの方がチャンスが多い
- 就職で使うのはTOEIC、留学で使うのがTOEFL
それではもっと詳しく見ていきましょう。
TOEICとTOEFLの違い
TOEICとは
まずTOEICとは、TOEIC®︎Listening & Reading Testのことを指していて、主にアジア圏で英語力の指標として取り扱っている試験になります。
試験内容 | 読む・聞くビジネスコミュニケーション |
問題数 | 200問 |
解答時間 | 2時間 |
点数 | 990点満点(5点刻み) |
費用 | 5,725円 |
開催回数 | 10回/年 |
TOEICの内容は、主にビジネス場面でのコミュニケーションに関するものになっているのが特徴の1つです(専門用語が頻出するわけではない)。
5,725円の費用で年10回開催されるので、ほぼ毎月のように受験することも可能なので、就職前の時期はたくさんの大学生が受験している試験になります。
よく「TOEICには2年間の有効期限がある」と言われていますが、実は有効期限などは無く、1年生の時に取った点数でも就職活動に利用できるので安心してください。
TOEFLとは
TOEFLとは、世界130ヶ国・10000を超える大学が認めている試験で、留学の時に重要な指標になるテストで、主にTOEFL iBT®︎ Testのことを指しています。
TOEICは就職に使う試験、TOEFLは留学に使う試験と覚えておくと良いでしょう。
「TOEFLを受けていないと留学できないの?」というと間違いで、海外の大学に進学する時に必要というだけで語学学校への入学には特にTOEFLを受験する必要はありません。
試験内容 | 読む・聞く・話す・書く |
問題数 | 32問程度 |
解答時間 | 4時間30分 |
点数 | 120点満点 |
費用 | 23,000円 |
開催回数 | 50回/年 |
TOEICとの主な違いは、話す・書くという試験があることです。
TOEICでは読むと聞くだけなので、TOEFLの方が難易度が高いのは間違いありません。
それから、TOEFLの方が費用が高く、TOEICの4倍以上もするのにも注目してください。
世界的に認められている試験なので、TOEICよりも費用が高くなっていて、その分開催回数もTOEICの5倍あるのでチャンスがとても多い試験になっています。
TOEICとTOEFLの違いをまとめると
TOEICとTOEFLの違いをまとめると以下のような結果になりました。
TOEIC | TOEFL | |
---|---|---|
試験内容 | 読む・聞く(ビジネスコミュニケーション) | 読む・聞く・話す・書く |
問題数 | 200問 | 32問程度 |
解答時間 | 2時間 | 4時間30分 |
点数 | 990点満点(5点刻み) | 120点満点 |
費用 | 5,725円 | 23,000円 |
開催回数 | 10回/年 | 50回/年 |
使い道 | 就職 | 留学・進学 |
TOEICとTOEFLで出てくる単語の違い
TOEICとTOEFLでは出てくる単語に違いがあります。
公式問題集で勉強する方がどのような単語が出てくるのか明確にわかるので早いのですが、TOEFLの方がより学術的な単語が多いです。
対策としてはまずTOEICとTOEFLどちらが自分に必要なのかを見極めて、それぞれの公式問題集で対策を取るのがベストになります。
TOEIC・TOEFL、どちらにせよ単語の勉強は必ず必要になってくるので、しっかり勉強するようにしてください。
【復習】英検との違いはあるの?
英検は日本が出している日本人のための試験です。
就職の際に利用することも可能ですが、基本的にはTOEICの方が重要視される傾向にあるので、「就職のために英検を取ろう!」というくらいならTOEICを勉強することをオススメします。
「将来的に外資系企業に勤めたい!」と思っているのであれば、TOEICの方が確実に対策になります。
英検を受験するのは高校生までと思っていて間違い無いでしょう。
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TOEICとTOEFLのスコア換算値
TOEICよりもTOEFLの方が難易度が高いと言いましたが、実際にどれくらいの点数の差があるのか、今回はスコアの換算値表を作ってみたのでご覧ください。
もしすでにTOEICやTOEFLを受けている場合は、自分の点数を換算するとどの立場にいるのか確認するための指標にもなるでしょう。
TOEIC | TOEFL |
---|---|
– | 120 |
990 | 110 |
800 | 90 |
740 | 80 |
520 | 50 |
400 | 40 |
360 | 38 |
250 | 28 |
249以下 | 27以下 |
スコア換算値を見るとわかるように、TOEFLの方が難易度が高いことがわかります。
私たちが作ったスコア換算表もネットに流れているスコア換算表も目安でしか無いので、あくまで参考程度にするようにしましょう。
あなたはどちらの試験を受けるべきなのか
TOEICとTOEFLは就職や留学など、試験を受ける目的によって受けるべきものが異なります。
自分の目的によって受けるべき試験が違うので、自分がなぜ英語の試験を受けるのか再確認するようにすることをオススメします。