「あなたが学生時代に最も打ち込んだことはなんですか?」という質問に、はっきり答えることができますか?
就活の面接でよく聞かれる質問ですが、意外にも就活生が答えるのが苦手な質問となっています。
この記事では、学生時代に最も打ち込んだことの例文と、打ち込んだことがない場合の対処法について書いていきます。
学生時代に最も打ち込んだことを聞かれる
なぜ企業は最も打ち込んだことを聞く?
企業が就活生に「学生時代に最も打ち込んだことはなんですか?」と聞く意味は、就活生が学生時代からどんな成果を出してきたのかを聞きたいのです。
学生が出してきた成果がわかれば、入社しても活躍してくれそうなのかわかりますし、目標に向かって努力できるタイプなのか知ることができます。
ですから、企業は大学生活で何に・どれくらい打ち込んできたのかを知りたいのです。
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学生時代に最も打ち込んだことの例文7つ
ここからは学生時代に打ち込んできたことを例文でご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
例文:留学に打ち込んだ場合
学生時代の私は、留学先での語学勉強に打ち込んできました。高校時代の受験勉強をしているときに「私は英語が得意かもしれない」と気づき勉強しているうちにだんだん楽しくなってきました。そこで、大学に入ったら「留学して英語を勉強しよう」と思っていたのがきっかけです。大学1年の時はアルバイトをして留学費用を貯め、大学2年の夏・大学3年を丸々1年間使ってオーストラリアとアメリカに留学しました。1年1ヶ月の留学で、TOEICの点数が900点を超えました。入社後もこの語学力を活かして活躍したいと思っています。
留学してTOEIC900点を手にした実績を持つ人です。企業のグローバル化が進んでいるため語学力を持っている学生はどこからも引っ張りだこなのが事実です。
伝え方としても頑張ったことが伝わる文章だと思います。
例文:アルバイトに打ち込んだ場合
アルバイトをする大学生は多いのですが、ここまで本気で売り上げを上げることを目的としたアルバイトは中々いないので、かなりのアピールになっています。
さらに自分の強みを活かしていることがわかり、企業が最も欲しい「売り上げを上げてくれる人」がわかる最高の例文です。
例文:趣味に打ち込んだ場合
趣味が転じて有名になった経験はかなりアピールできますし、他の大学生と差別化することもできてオススメです。
最近ではSNSに力を入れている企業が増えているので、「ぜひ来て欲しい!」と思われるのを期待することもできるでしょう。
例文:部活動に打ち込んだ場合
部活動のアピールは大会に出場しただけでなく、10年間続けたという継続力のアピールにもなるのでオススメです。
例文:学業に打ち込んだ場合
英語ができる人材はどこの企業も欲しがっているので、TOIEC満点となるとかなりのアピールになります。
例文:研究に打ち込んだ場合
理系の大学生はこういった研究活動でアピールすることができるので、かなりオススメです。
例文:学生起業に打ち込んできた場合
学生起業をする大学生が増えているとはいえ、まだまだ少ない方です。
そんな経営のスキルが身についた学生はかなり貴重で、どこの企業も欲しがるのでとても良い武器になります。
学生時代に打ち込んだことがない場合
ここまで学生時代に最も打ち込んできたことについて書いてきましたが、もちろん打ち込んできたことがない人もいるはずです。
そんな時にどう対処すれば良いかについて書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
嘘を作っても大丈夫?
実際に打ち込んできたことがない場合には、嘘を作っても大丈夫です。
しかし面接官も人事部として長年働いている方もいるので、ちょっとした嘘ならすぐに見抜いてしまいます。
もちろんバレなければ良いのですが、嘘に対して深堀されるとどうしても曖昧な答えになってしまうので気をつけてください。
最も打ち込んだことがゲームしかない?
大学生時代に最も打ち込んできたことが、ゲームしかないという人もいると思います。
この場合には「ゲームを頑張りました」と伝えて構いません。 今の時代ではe-sportsという言葉があって、ゲームでも世界大会がありますし、しっかり賞金も出るくらい盛り上がっています。
ゲームだからといって本気で取り組んでいれば問題ないので、偏見を持たないイケてる企業ならしっかり評価してくれるはずです。
ゼミやサークルでも良いのか
もちろん学生時代に打ち込んできたことがゼミやサークルでも大丈夫です。
しかしゼミやサークルは大学時代に取り組んできた人がとても多く、他の学生と差別化することがとても難しくなっています。
ですからゼミやサークルに打ち込んでいる場合は、他の学生と違う成果を出せるようにすると良いでしょう。
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自己PRと打ち込んだことが被る場合
学生時代に打ち込んできたことは、自己PRと被ってしまうことがよくあります。これは就職活動の面接あるあるなので、そこまで深く気にしなくても大丈夫です。
頑張ったことがそのまま自己PRに繋がるのは当然のことでるからね。
自己PRと一貫性を持たせても良い
例えば学生時代に打ち込んできたことが部活動だとして、自己PRが体力と継続力という風に一貫性を持たせても大丈夫です。
むしろ面接官も想像しやすいので、一貫性を持たせた方が良いかもしれません。
自分をPRするときの枕詞として「学生時代に打ち込んだことと被ってしまうのですが… 」と付け加えるのもありだと思います。
同じネタになってしまう場合はズラす
同じネタになってしまう場合は面接官から「もうその話は聞いたよ」と思われないようにするためにも、少し話題をズラすことがオススメです。
例えば「留学して英語の勉強」が頑張ってきたことの場合、自己PRを「留学先で試されたコミュニケーション能力」などにするとズラせます。
もちろんやり方としては他にもたくさん手段があるので、試しながら面接練習やES添削などを試してみると良いでしょう。
学生時代に打ち込んだことまとめ
学生時代に打ち込んだことは、就活の際に企業にうまくアピールできる手段でもあります。
かなり重要ではあるのですが、嘘を作ってしまうとバレるのでやめておきましょう。
ゼミやサークルなどの大学生あるあるでも大丈夫なのですが、差別化が難しいので伝え方などを工夫することをおすすめします。