大学生がレポートや卒論で必ず使う引用について、レコレコで徹底解説してみました。
そもそも引用・参考・出典の使い分けができていない学生が多いと思うので、レポートや卒論で適当に使って教授に怒られる前に確認してください。
参考になったら友達にシェアしていただけるとありがたいです。
ザックリ言うと、
- 引用/参考/出典は全て違う
- 参考文献の種類によって書き方が異なる
スポンサードサーチ
引用・参考・出典の違い
「そもそも、引用って何?」から始めることにしましょう。
- 引用:元々の著作物からそのまま使うこと
- 参考:元々の著作物を要約して使うこと
- 出典:引用・参考した著作物そのもののこと
これらを上手に使い分けるだけでも、教授から「この学生はちゃんとわかっておる。」と思われるため、レポート課題や卒論を書くときはしっかり使い分けるようにしましょう。
日々論文を書いて学会に提出している教授からすれば、基礎的なルールを守ることが重要視されます。
【レポートの書き方】良い点を取るために押さえておきたいポイント
スポンサードサーチ
正しい引用の仕方
引用には直接引用と間接引用の2種類があります。詳しく見ていきましょう。
直接引用の方法
まず直接引用ですが、一言で言うと文章をそのまま使うことです。
基本的には文中に入れて使うことが多いのですが、主に「」や””を使って引用する文章を囲むようにします。
引用文(著者名, 出版年, ページ数)
例) 「・・・の結果が出た」(佐藤, 2018, p.87)
ページ数を入れることを忘れないようにしてください。
ページ数が複数にまたがる場合についても確認しておきましょう。
引用文(著者名, 出版年, pp.〇-〇)
例) 「・・・は・・・であった」(佐藤, 2019, pp.89-90)
ppを使って複数ページを引用するのですが、あまりに長いページを引用しないようにしてください。
間接引用の方法
直接引用のほかにも間接引用の方法についてもご紹介します。
間接引用は直接引用と違って、引用先の著書の内容を自分で要約して著者の苗字と出版年を引用します。
・・・(著者の苗字, 出版年)。
例) 乳幼児の感情は大きく3種類に分けられる(佐藤, 1987)。
【出典別】正しい参考文献の書き方
さてここからは、レジュメや本でもよく見かける参考文献の書き方について出典別に書いていきます。
教授によっては間違えてしまうと減点される恐れがあるため、きちんとルールを確認して書くようにしてください。
図書からの参考
まずは図書・書籍から参考にした場合の書き方についてご紹介します。
著者名『書籍名』出版社名, 出版年, ページ数
例) 伊藤元重『入門経済学 第4版』日本評論社, 2015, p.84
一般的な図書や書籍を使った場合の順番です。ページ数まで書くことやページ数の書き方に気をつけてください。
続いて、著書が複数人いる場合についてもご覧ください。
著書名、著書名『書籍名』出版社名, 出版年, ページ数
例) 大竹文雄、平井啓『医療現場の行動経済学ーすれ違う医者と患者』東洋経済新報社, 2018, p.85
著書が複数の場合は「、」を使って区切ります。
海外の文献を使用する場合は、著者が外国の方で翻訳を手がけているのが日本の方の場合があるでしょう。その場合についてもご覧ください。
著書名著、翻訳者名訳『書籍名』出版社名, 出版年, ページ数
例) リチャード・セイラー著、キャス・サンスティーン著、遠藤真美訳『実践 行動経済学』日経BP社, 2009, p.86
海外の方が書いている本の場合は、翻訳をしている方の名前を後に書くルールになっています。
最後にページ数が複数にまたがる場合も見ておきましょう。
著書名『書籍名』出版社名, 出版年, ページ数(pp.〇-〇)
例) 伊藤元重『入門経済学 第4版』日本評論社, 2015, pp.84-85
書籍の引用は以上です。
Webサイトからの参考
続いてWebサイトを引用に使った場合の書き方についてまとめます。まずはサイト全体を参考にした場合です、
筆者名 サイト名, (最終閲覧日:〇年〇月〇日), URL
例) 佐藤光一 レコレコ, (最終閲覧日:2019年4月13日), https://colle-colle.com/
筆者名はもしわからなかった場合は書く必要はありません。
書籍からの参考と違ってWebサイトは更新されたり削除されてしまう可能性もあるため、書いておくことが必須です。
続いてページ名がわかる時の引用方法です。
筆者名「ページ名」サイト名, (最終閲覧日:〇年〇月〇日), URL
例) 佐藤光一「大学生におすすめのアプリ」レコレコ, (最終閲覧日:2019年4月13日), https://colle-colle.com/
基本的にはこれらの書き方で良いのですが、Webサイトの場合はページの公開日・更新日がわかる場合は書く必要があります。
筆者名「ページ名」サイト名, 公開日or更新日, (最終閲覧日:〇年〇月〇日), URL
例) 佐藤光一「大学生の過ごし方」レコレコ, 2019年3月23日, (最終閲覧日:2019年4月13日), https://colle-colle.com/
このように公開日がわかれば書くべきと言えるでしょう。
新聞記事からの参考
続いて、新聞記事を参考にする場合の書き方について紹介します。これも書籍やWebサイトとは違います。
『新聞名』〇年〇月〇日〇刊〇面「記事名」
例) 『東京大学新聞』2019年3月14日朝刊1面「大学生の過ごし方」
このように、新聞記事を参考にする場合はどの面から引用を使用したか書く必要があるため、細かいところまで書く必要があります。
もし筆者の名前がわかる場合は、そこまで書くと良いでしょう。
『新聞名』〇年〇月〇日〇刊〇面「記事名」(筆・著書名)
例) 『東京大学新聞』2019年3月14日朝刊1面「大学生の過ごし方」(筆・佐藤光一)
雑誌記事からの参考
レポートや論文を書くときは、雑誌記事を参考にする場合があるのでご確認ください。
著者名「タイトル」, 『雑誌名』出版年, 巻次, ページ数
例) 佐藤光一「大学1年生のバイトについて」, 『カレッジジャパン』2019, 3, p.98
スポンサードサーチ
正しい引用で高得点をゲットしよう
引用の方法を間違えてしまうとそれだけで減点する教授もいますし、逆に引用方法が正しければ点数を加点してくれる教授もいるため、正しい引用方法は覚えておくべきです。
ただのレポート課題であれば正しい引用を使う必要はないかもしれませんが、卒論などで必要になります。
引用は正しく使うようにしましょう。